>最近こんなことを考えているのですがどうでしょう?
さとりさまはレミリア嬢と付き合うようになってから、
「お互い想いあっているけどそのことに気付けないままいる二人」の心の声とうものに気付くようになりました。
そして自分が今幸せなように、その二人が幸せになってほしいと願うようになりました。
その願いはそんな人々の声に気付くたび、心の奥に積み重なっていきました。
一方でレミリア嬢はこいしさまを幸せにしたいと思い、それはすぐにごく当然の願いとして心にあるようになりました。
共に当たり前すぎて既に無意識の願いとなっていました。
そこにやってきたのがこいしさんです。
彼女の無意識を操る程度の能力は、二人の無意識を共鳴させました。
さとりさまの能力による「想い合う二人の発見」と願いとしてのその成就、
レミリア嬢の願いとしてのさとりさまの幸せと能力「運命をあやつる」。
あまりに当然過ぎて無意識に願われていたそれらが合わさり、
「想い合う二人が結ばれる運命になる程度の能力」が発動しているのではないかと。
この二人が結ばれたことこそ幻想郷にとっての福音であったのではないかと思ってみたりね。
すごく長いのですが、全文引用させていただきましたよ!
なんだ、貴君。才人だったのかね。
けれど、お嬢様が積極的に出歩くわけもなし、おせっかいを焼くわけもなし。
きっとこれは、アレですね。誰にも知られず、本人たちも無自覚に発現する類の能力。
思い合っている二人が、偶然か運命的にか、揃って紅魔館のパーティーにお呼ばれする。
そこで能力によってか、ただの偶然か、お酒の勢いかで、あるいは運命によってか、
その日のうちに思いを告げ合い、その日のうちに結ばれる。
そして数年後にふと「あの日の紅魔館がきっかけだったわね」と懐かしむ。
おそらく、これは、そういう能力。
月日が経つにつれ「紅魔館で思いを告げると必ず結ばれる」という噂が広まったり
どうもそれはレミリア・スカーレットの能力らしいと噂されたりするのですが、
お嬢様は何も言わず、ただ訳知り顔で微笑むのみなんだとか。